人工透析

透析センター(外来)

当院は昭和59年に現病院の新築と共に、透析施設を開設し、平成27年に現透析センターを新設致しました。現在に至るまで、血液透析、腹膜透析、血液濾過、血液透析濾過、アフェレーシスなど様々な治療を行ってきました。またシャントトラブルに対し、シャントPTA治療も行っており、幅広く専門的にスタッフ一同で取り組んでいます。
患者様のライフスタイルに合わせ、送迎サービス、随時透析時間の調整や、夜間透析、長時間透析を積極的に行っております。
これからもスタッフ一同、患者様がより良い環境で安全な透析を行えるよう、高度な知識や技術、情熱と愛情を持って取り組みます。

ラウンジ

ラウンジ

廊下

廊下

透析室

透析室

透析室(個室)

透析室(個室)

オンラインHDF(血液透析ろ過)

現在、当院では全台オンラインHDFの利用が可能となっています。オンラインHDFは従来のHDと比較し、より多くの老廃物除去が可能です。透析を長期間行うと起きる合併症にアミロイドーシスがありますが、その原因物質であるβ2-ミクログロブリンを積極的に取り除き、予防することが可能です。また、心臓への負担が少なく、透析困難症のような血圧の低い患者様にも有効です。かゆみや足のつりに対しても効果が期待できます。

長時間透析

長時間透析とは、週18時間以上(週3回の場合、1回6時間以上)の血液透析を行うことと定義されています。長時間透析は標準的な血液透析(週3回、1回4時間)に比べ、緩やかに、より多くの尿毒素や水分の除去ができるため、様々な合併症が減少し、貧血や栄養状態が改善することなどから、生命予後やQOL(生活の質)を改善することが実証されています。長時間透析を行ない、透析後の倦怠感や疲労感がなくなり、身体が軽くなったと効果を実感される患者様のお声もいただいております。これらのことから当院では積極的に長時間透析に取り組んでいます。

患者様によっては、長時間透析を行なうことで、肉体的・心理的な苦痛を感じる方もいらっしゃいます。当院では4.5時間、5時間、5.5時間など30分刻みで、患者様のご希望に合わせながら調整しております。

PD(腹膜透析)

腹膜透析は、自分のお腹の中の腹膜という薄い膜を使用し、体内の不要な老廃物や水分を輩出し、血液をきれいにする治療法です。患者様、ご自身で清潔に接続できる機械を使用し、透析液バッグを交換するCAPDと、夜間就寝中に自動的に透析液を交換する機械(自動腹膜灌流装置)を用いるAPDという方法があります。24時間連続した透析を行うので、心血管系に優しく、残腎機能を保つことができます。

血液透析と比較し、水分の除去が十分にできない可能性もあり、食事管理において、減塩が重要となります。腹膜透析ではカリウム制限は緩やかで、果物や野菜は比較的食べることができます。腹膜透析は自分のライフスタイルに合わせて行える治療法ですが、自分の腹膜を使用しているために長期使用による合併症もあります。残った腎機能が低下したり、体液管理不良や腹膜劣化がみられる場合は、血液透析か移植に移行する場合があります。

9:00頃 開始
17:00頃 開始

開始時刻や、ご自宅からの送迎サービスもご相談に応じております。

入院される患者様へ

当院は、医療療養型病院です。治療、療養が安定した状態と判断された患者様に利用していただく病床で皆様同意のもと慢性期の医療的依存度が高い患者様を治療方針により、治療と療養を行います。具体的には、胃瘻・経管栄養・気切管理・頻回の痰の吸引・酸素吸入・点滴インスリン管理等の患者様を受け入れおります。医療行為に加えて、食事・入浴・排泄・清拭等の日常的なケアを行っております。患者様やご家族様が希望される場合は長期入院治療が可能な病院です。
当院は入院透析も行っており、長期の入院透析の患者様の受け入れもしております。何かご心配やお困りの事がありましたら、随時お問い合わせください。

入院透析室

入院透析室

レントゲン

レントゲン

胃透視

胃透視

CT

CT

手術室

手術室

特殊入浴室

特殊入浴室